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そーっすね!!第8弾!恐るべしV6のウォーターポンプですって orz


公開日時:2009-03-04 13:16:58
カテゴリー:ソースね!
配信:メカマリエ
灯りをつけましょキャレロランプに?。

皆さん、ひな祭りはどう過ごされましたか?マリエです。

アルファの整備は娘の成長と似ています。

どんな苦労させられても可愛くてしょーがない。Mですなこりゃ。


今回はいつも当店で整備を依頼されている156 V6をお持ちのT様ご協力により

謎の水温上昇⇒修理までの様子を完全レポートします。



「高速道路の合流で加速を続けると水温が一気に100℃に…」

ご相談を受けたのが1ヶ月前。


まだ水温で困るようなトラブルが発生しにくいこの時期にいったい?

電話の段階で想像したトラブルは下記の5点でした。


?水漏れによる水量減少での発熱

?電動ファントラブルによる冷却不良

?サーモスタット固着によるクーラントの循環不良

?ラジエーター目詰まりによる冷却不良

?シリンダー圧縮漏れによる水路への高温ガスの流入。

番号が大きくなる程、複雑かつ高額な修理代に。


で、お預かり後?、?ではないとすぐに判明しました。

では??サーモスタットを取り外し

容器に入れ、熱湯を注いでエンジンに装着している状態を

作り出しました。

結果は正常。サーモはキチンと良い仕事をしていました。


では??クーラントも多少汚れていてこれだな!と判断。

とはいってもラジエーターは高額なもの。

一気に交換せずにラジエーターフラッシュ(ワコーズ製)で内部洗浄。

結果は水温計の針2本分位の冷却アップ。

これでもまだまだお返しする状態ではありません。


そこで中古ラジエーター(4万km台)をご用意し交換。

低速時の冷えはかなりアップ!

しかし、アルファのお楽しみ、高回転の領域では同じ現象が…。


残るのは?。ガン宣告をするお医者様の気持ちが分かってしまう瞬間です。

T様の気持ちを考えると、どう宣告するかウジウジ考えておりました。

その時、マリエの仲間の英車医師ウチエからの美味しい情報が。

「ウォーターポンプの空回りによる、水流不良。低回転では正常な動きを

していても高回転になるとウォーターポンプのプーリーとエンジン側の水車部分の動きが

かい離してしまい、水車の動きが止まってしまう症例を聞いた事がありますなぁ」

あぁーそこが有ったかぁ!そーっすょね。


ウォーターポンプを外してみると…

水車の外周側から軸に向って大きなクラックが!!

手に取り、強い力で回してみると確かに回ってしまう!!

原因解明にニヤリ。こんな所かあ!って事に涙。



こんな状態。クラックが軸にまで達しています。


T様には奮発して頂き、この際ですからタイベル交換と同時に作業を

させて頂きました。水温の上昇・下降も通常の状態に。


今回はT様のアルファへの深い愛情と根気強さ、英車医師ウチエによる別角度からの

情報に助けられたのでした。

ホッとした時の至福の一服。キャメルメンソールがプエルトリコ産の

葉巻に思える夜になりました。


最後にT様、これからも156を楽しく大切に乗り倒してあげて下さいね。

そーすねへのトピック提供と寛大なご理解、ありがとうございました。


By メカマリエ



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