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そーっすね!!第4弾! 今回はタイベルウオポンですって!
公開日時:2008-12-05 23:23:37
カテゴリー:ソースね!
配信:メカマリエ
ソースね!第4弾お久しぶりです。マリエです。
今回は皆さん興味深々のタイミングベルトとウォーターポンプの
お話です。
交換時期に関しては3万km・5万kmと都市伝説的な情報が交錯しておりますが
一番良いのは3万kmを超えたら換えられる時に換えておく!です。
ご予算もあるでしょうし車検に合わせて換えるのも手だと思います。
近年のアルファロメオのタイミングベルト(以下、タイベル)は
材質の向上からか切れると言う症状は中々起きません。
テンショナーのガタによる脱落や巻き込みによって切れる方が
多いかも知れません。
もちろん回してナンボのアルファですが劣化の進んだタイベルに
7000rpmは荷が重過ぎます。回した状態でのベルト切れは
バルブクラッシュやピストンの首振り等、後世に残る借金を生み出します。
ここにロッソエネロで修理されたお客様のご協力により
珍しいウォーターポンプ(以下、W/P)プーリー軸の破損による
ベルと切れの事例を紹介します。

W/Pのプーリー軸にガタが生じ、それはやがてプーリーの首振りを誘発しました。
アルファの割には精密なエンジン右側でこれは致命的でした。
外れたタイベルはカバーを叩き割り、カムは好き勝手にバルブを押し下げました。
その結果、バルブクラッシュによるバルブの歪み・カム山にも傷が入り
ピストンにも目で確認できる大きな傷が・・・。


これでも通常はシリンダーヘッドのオーバーホールです。
ディーラーさんのお見積りを見せて頂きました。
これはこれで正価なんですが諭吉さんがかなりの人数。
オーナー様の気の落とし様はお電話越しにも想像できました。
予算を抑えたシリンダーヘッドのオーバーホール・・・。
う?ん、そーっすねぇ。
ロッソエネロでは部品代の圧縮を鑑みて中古シリンダーヘッドを提供致しました。
またピストンも再使用可能と判断。
ここだけで部品代は4分の1に。もちろん程度の良い中古エンジンとして販売できる
ものから中古部品業者に頼み込んで取り寄せたものです。
程度の良いヘッドでもそのまま使うのではなくバルブの清掃やシムの調整をして
ヘッドボルト(ここだけは新品でないと)をガッチリと規定トルクで締め付けました。
一度使ったボルトは規定のトルクがかけられないんです。
またタイベルとW/Pとプラグを新調していざ、葛飾!じゃなく火入れ式です。
エンジンに火が入ると内部から異音が・・・なんて事があってはなりません。
祈るような気持ちでセルスタート。結果は良好でした。圧縮もよし。
この瞬間オーナー様の笑顔が思い浮かびました。
メカニックとして自己満足の瞬間です。
少々お時間を頂いてテスト走行。吹け上がり・トルク感も上々。
走り好きのオーナー様にも満足頂ける仕上がりになりました。。
すっかり長編になってしまいましたね。
乗って楽しい、見て楽しい。アルファライフを満喫して頂くために
今回はあえてトラブルの部分を掲載させて頂きました。
普段、相棒のように接して頂いているアルファロメオも
実は機械や装置の集合体です。
消耗品の劣化や電装品のいたずらも起こりえます。
その際にどの様なクルマ屋さんと付き合っているかで
カーライフは大きく変わると思います。
我々スタッフはあらゆるトラブルにも対応できます様
安心してお乗り頂けます様
これからも日々、精進・勉強して参ります。
と、大きく出たところで今回のトピックはおしまい。
最後に多くのアルフィスタまたは候補生の方のために
ご理解・ご協力頂いたオーナー様に感謝致します。
ありがとうございました。
By メカマリエ
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